こんにちは。NEEDYです。
寒くなったかと思ったら、ここ一週間は暖かい日が多くて身体がちょっとついていけてないです。寒いのか暖かいのかどっちやねん!
先日は散歩してたら近所に植えてあるツツジが狂い咲きしてて、やっぱり最近暖かいよね〜、と植物に共感してしまいました。もう春やね(錯覚)
さて、そろそろ12月も折り返しですね。
サブスクが溢れる昨今、僕は音楽サブスクのspotifyに課金してるんですが、
spotifyから僕の今年の視聴ランキングなるものが出たので、今回は感想と一緒にブログに載せたいと思います。個人的なふりかえりということで。
ということで、こちらがランキングになります💁♂️
\ デデーン! /
今年のトップアーティストはこんな感じでした。
ツレに「今年のまとめはこんなんだったわ〜」と見せたら、「人格が統一されてない人みたい」と笑われました。ただの悪口やん。
それぞれのアーティストに、僕なりのさまざまな思い出がありますので、知らない方への紹介も兼ねてふりかえっていきたいと思います。
5位:Green Assassin Dollar
Green Assassin Dollarの存在は「舐達麻」から知りました。
僕自身はあんまりヒップホップは聴かない人間なんですが、仲の良い友達が結構好きらしく勧めてくれて。「舐達麻」のある意味でぶっ飛んだリリックのバックで流れるビートがこのGreen Assassin Dollarのものだったんですね。
バダサイは「104が朝死んだら」と「Green Assassin Dollar」で韻を踏むな
音のノリというか、サンプリングの仕方というか、聴いてたらかなり気に入ってしまって……
気付いたらしょっちゅう聴いてました。Youtubeに上がってるライブのビートとか、最高にカッコよくてチルい。これも何回も聴いてます。夜にかけてるとブチ上がるんで是非。
曲単体だと「Next Time」かなり好きです。
Green Assassin Dollarはいいぞ。
4位:エリック・サティ
エリック・サティを知ったのは、映画「涼宮ハルヒの消失」からでした。
劇中歌として、「ジムノペディ」「グノシエンヌ」「ジュ・トゥ・ヴー」が流れていたんですね。
当時死ぬほど観ていた予告。BGMのジムノペディが最高でした。
どれも有名な曲だと思いますが、特にジムノペディは学生時代にたくさん聴いていたので当時の情景と合わさって僕の情緒をめちゃくちゃにしてくれます。気分がダウナーになっているときにしょっちゅう聴いてます。
エリック・サティの曲って、聴いているとカサついた気持ちが不思議と穏やかになるんですよね。
ジムノペディのメロディーも、どこか寂しく、悲しく、苦しいんだけど、でも妙な心地よさがあるというか。僕にとっての鎮静剤です。
僕はこの曲を聴いていると、放課後の学校の日の当たらないシンと冷えた無人の廊下が浮かび上がります。皆さんはどんなイメージが浮かぶでしょうか。
3位:大貫妙子
大貫妙子を知ったのは高校時代でした。
選択科目で取っていた「音楽」で、教科書に大貫妙子と坂本龍一のコラボ曲が載っていたんですね。
この手の世界観の曲ってなんというんですかね、NHKの「みんなのうた」の感じをもっと大人に寄せたような、大人向けのEテレの世界観っていうんですかね。僕はこういった曲が割と好きです。
で、時は過ぎ、今年に入ってから、近年のシティポップブームに自分も乗じて、過去のポップスを色々と漁っていたら、大貫妙子のアルバム「SUNSHOWER」に出会ったわけです。
あ、音楽の教科書に載っていた人じゃん! と。
僕は生まれていないのであくまで想像と偏見でしかありませんが、高度経済成長期のあの70年代の音楽にしては、豊かになっていった世の中をちょっと斜に構えて見たような、シニカルな歌詞とすっきりした曲調にすっかり僕は虜になってしまいました。
たぶん今年で一番聴いたのはこのアルバムだと思います。夏にめっちゃ聴いていました。
「くすりをたくさん」とか
『狂ってるのは君だけじゃない』『どんなことを見ても あたりまえなんて思っちゃ駄目』『くすりをたくさん 選り取り見取り』『なおるころにはまた病気』
という歌詞なんですけど、いやこんな淡々とした歌声ですげえ皮肉言うなあ、と。好きです。
世界観が俺の認知とたぶん近いんですね。今年一気に入ったアーティストです、大貫妙子。
2位:じん
じんさんといえば、カゲプロこと「カゲロウプロジェクト」で有名な方です。
僕はかつてボカロ好きな中高生だったので、カゲプロどんぴしゃ世代であるのも相まって、カゲプロ楽曲を当時はめちゃくちゃ聴いていました。
高校時代にはお台場のZeppでやってたライブにも行きました。ふりかえれば高校時代に一番ハマっていたコンテンツだったかもしれません。
しかし、大人になるにつれてカゲプロ楽曲を聴く機会はずいぶん減っていき、近年ではめっきり聴かなくなっていました。
しかし、今年に入って自分の人生を内省する機会が多くなった僕は、かつて好きだった作品には、当時の自分の気持ちが隠されていることに気づいたんですね。自分という人間を理解する上での手がかりというか。俺って一体どういう人間なんだろう? と客観視するヒント、みたいな。
で、久しぶりにカゲプロ楽曲を聴いてみたところ……めっちゃロックしてるな、と。
カゲプロは「メカクシ団」という様々な家庭事情を抱える子供たちが集まる秘密組織が、理不尽な世界に立ち向かっていく作品なんですが、
言ってしまえば、カゲプロとは被虐待児のためのロックだと思うんですね。虐待児ロック。
8月15日に死んだはずの子供たちに宿っているさまざまな蛇の力という設定。
「目を欺く力」「目を隠す力」「目を奪う力」など。
(おそらくは)親からの虐待を受けて、自分をひょうきんなように取り繕うキャラ、自分の女性性を否定するキャラ、人と目を合わせらないキャラなど、様々な傷を負った子供たちがカゲプロには登場するんですが、カゲプロ楽曲ではそのキャラクターの心情をロックに乗せて歌っているんです。
僕が好きだった曲も、今聴いたら「当時の自分の感情を代弁してるやん」って印象を受けましたし。
特に「daze」という曲の歌詞はすごく心に刺さります。
【Let's 「daze」心を消さないで
Let's 「change」 一人で泣かないで
「孤独」なら塗り替えれる
思い出してよ言いたかったこと】
【揺らめきだす街の中
挫けそうになってしまっても
「孤独」なら塗り替えれる
「ひとりぼっち」を変えようとした君となら】
カッコいいロックのメロディーに、この歌詞が乗っているんです。
居場所のない子供たちにとって、最高の応援歌だったと思います。もちろん、僕もこの曲に励まされていました。
なんというか、カゲプロは記事にできてしまうくらい想いが溢れてしまうので、ここまでにしましょう。語り出したら止まらなくなっちゃう。
とにかく、大人になったいま、カゲプロの楽曲は僕の心に刺さりまくって「頑張らねえと」と勇気をもらえているいうことです。現実に立ち向かえ!
1位:Azymuth
アジムスはブラジルのジャズグループです。
南国の景色が浮かぶような多彩なパーカッションがとにかく魅力的なグループだと思います。
僕がアジムスを知ったのは、ニコニコ動画からでした。
中学生のとき、僕はテスト勉強でこういうのをかけるタイプの子供でした。そのなかでもやたら耳に残る楽曲がありまして、それがアジムスの楽曲でした。
それからアジムスを単体で聴くようになり、いまでもGreen Assassin Dollarと並んで夜に部屋でよくかけてます。陽気な気持ちになる楽曲が多いんですよね。
アルバムは「Outubro」が一番好きです。特にUn Amigoのうねるようなベースが僕の性癖に刺さると言いますか、とにかくおススメです。
あとはド定番ですが、Vôo Sobre O Horizonteも。
アジムスは定期的に来日しているんですけど、なぜか毎回、来日ライブが終わってからライブがあったことに気づきます。すでに2回ほど見逃しているという。
もうメンバーも結構歳なので、次があれば是非生で見たいッスね。
ということで、今年の僕のspotifyまとめでした。
気になったアーティストがあったら是非聴いてみてください。
こういうまとめってかなり人それぞれだし、その人の人柄が見える感じがして好きなんですが、今年皆さんはどのアーティストを聴きましたか?
それでは。